事実は小説よりイキナリ:おばあちゃんの愛

2005年09月21日

おばあちゃんの愛

先程、宮古のおばあちゃんから小包が届いた!

さっそく中を開けてみると、ちんすこうがどっさり!!
でっかい袋に2つも!
そして、いつもの『京屋のあんぱん』が4つ!
さらにインスタントコーヒーが2つ・・。

実は毎回送られてくるインスタントコーヒー、今回で11個目
若い人は絶対に飲むものだと思っているらしい。(たまーに飲む程度だけど)
いろんな銘柄が棚の中に所狭しと並べられている(^^;

すぐにおばあちゃんにお礼の電話をした。

うちのおばあちゃんは耳がひじょーに遠くて、いつも一方的に会話が終了してしまう。
言いたいことを言い終わったらサッサと切っちゃうのだ。
それでも声を聞けるととっても安心する。
毎回毎回同じことを言うのだ。

「たくさん食べて、元気に仕事を頑張りなさいよー。」

そして私はいつも同じ返事を返す。

「うん!ありがとう、毎日頑張っているよー!」

多分私の声はほとんど聞こえていないだろうが、おばあちゃんは満足して受話器を置くのだ。

私は生まれてすぐからおばあちゃんに育てられたので、言葉では言い尽くせないほどに
大きな恩がある。
年金生活なのに、ちゃんと学校を卒業させてくれて、贅沢ではないがご飯もきちんと
作ってくれた。
いつまでも嫁にいかず、心配ばかりさせてしまっているので、実は最近の生活状況を
話すことができない・・・。(ごめんなさい!)

申し訳ないと思いつつ、小包の中身を取り出していくと、封筒が落ちた。



・・・・ぁぁああー・・・・お、おばあちゃん・・・!

封筒の中身は、諭吉が一人。

90歳に近いおばあちゃんの、貴重な年金、そして大事な生活費なのに。。。

おばあちゃんは昔から千里眼で、何でもわかってしまうという力がある。
私が心底困っているこの現状を、やはり感じていたのだろうか。

涙が出て止まらない・・。本当に止まらない。
泣きながらこの感動と、おばあちゃんへの感謝の心でkeyを打つ。

この諭吉は使うことはできない。
おばあちゃんからのいつまでも変わらない愛情が、この精一杯の諭吉に詰まってる。
そんな気がして、もったいなくて使えない。
諭吉を大事にしまって、私の元気の基としよう!

おばあちゃん、本当にありがとう!
いつまでも元気でいてね!


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Posted by りりー at 20:18│Comments(4)I Love 宮古島!
この記事へのコメント
(TmT)。ただ、ただ、(TmT)。
Posted by 百紫苑(hakushon) at 2005年09月21日 20:32
良い話だ!!
おばあちゃんのやさしさが伝わって良いね~
同じ一万円でもこの一万円の価値は全然違うね
Posted by kouu at 2005年09月21日 22:26
お金の価値は人それぞれ。。。

おばあちゃんからの最高の愛を含んだお金は
何にもかえがたい素敵な諭吉さんでしょう☆

私も大切な叔母から、たまに諭吉さんを頂く時に、思ったりします・・・
私が今ピンチと言う事を、この人は把握しているのではないか;

見透かされている感じでドキ②しますよppp

りりーさんの、大切なおばあちゃんがいつまでも
お元気でいることを願います♪
Posted by mimi at 2005年09月22日 10:48
この諭吉はお金としての価値では計れません。
本当に本当に大事な、何者にも変えがたいたくさんの愛が詰まってると
思います。
不思議ですね、愛は形では見えないけど、存在だけはいつもそこにある。。。
時にはお金の姿、言葉になってその存在を伝えてくれたりする。
愛のわかる人間、そして伝えることができる人間でありたいと思いました。
早くおばあちゃんに恩返ししたい!
Posted by りりー at 2005年09月23日 01:00
 
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