事実は小説よりイキナリ

一安心したところで、いつもの日常が戻ってきた。
先日、夫と一緒に買い物に行ったときのこと。

とにかく貧乏な私たちは、最低限必要なものを
バーゲンの日を狙って買いに行く。
二人で買い物に行くときは、必ず夫が荷物持ち。
ちょっと目を離すとカゴを持ったまま行方不明になる。

案の定、夫がいない。

ヤレヤレ・・・。
とっとと捕獲しないとナニを入れられるか。

迷わず「お菓子コーナー」へ探しに行く。

あっ！いたいた・・・・。

夫発見！
そしてその時、妻は見た・・・。

一生懸命巨大なお菓子の箱をカゴに押し込もうと
している夫の悲しい姿を・・・・・。



その箱って、中身は入ってないんじゃ・・・。
く、くくく～。
気持ちはわからんでもないが、いくらなんでもそれはー。

頑張ってカゴに押し込めることができたとしても
すぐに取り上げられるのはわかるだろうに・・・・。
（絶対ムリムリ！）

日ごろの抑圧が爆発した、夫の悲しい姿。
その姿を忘れずに、三日に一度はお菓子を与えよう・・・・。
こんな公の場で巨大お菓子箱と奮闘しているなんて！
情けないやら可愛いやらおかしいやら

よくよく見ると、すでにいくつかのお菓子がカゴに中に・・・・・・・。

はっ・・・

私と目が合った途端、サッと箱を元に戻す。
（気づくの遅いよー。）

・・・ふぅーっ・・・。

今回は何も言わず、すでにカゴに入ってしまっているお菓子も買ったのだ。