事実は小説よりイキナリ

今更、”婚約指輪”なんてと思うだろうが、
そこはそれ、うまい具合に夫が納得しているのだ。
なので、あえて説明は省く。

しかし、結婚指輪はともかく、婚約指輪は非常に値が張る。
デザインも豊富で、結婚指輪との重ねリングとか
単独のくせに５、６０万するものもあった。
結婚指輪と一緒に購入するには桁がひとつ多い・・・。

まぁ、贅沢を言わなければピンからキリまでなんだが、
日常的に身につける結婚指輪だけでもこだわりたい！
いくつものお店をまわり、指輪も撫で回した。
（めったに触れる代物じゃないからね＾＾；）

だが、指輪の試着ではこっそり隠れて、一人眺めていたかった。
だって、指に入らなかったんだもーん！！
かろうじて小指に入るかもー、ぐらいで。

だけど、挙式で指輪交換の際に、
指輪が入らずモタモタ、アセアセと無様な姿は晒したくない。
恥を忍んで、店員さんにサイズを測ってもらった。
結果、


うおーっ！２号も増えてる！
（何号かって聞かないで！）

おまけに私の指は、第二間接の節がかなり太い・・・。
この難関を突破しないと、根元にキレイにはまらないのだ。
はまっても妙にブカブカで、指輪がクルクル回る。

くっそ～。
なんで結婚指輪って、指の先から入れるんだ
時計みたいに指定場所へはめてもいいじゃない？！

と、自分の指の形状を棚に上げ、悔し紛れに夫にふる。

「そっちの指はどーよ。」

白くムチムチした彼の手を見るたび、

きっとキューピーちゃんがあのまま大人になったら、
絶対こんな手だよね♪

と思うほど、むっちりキュートでごっつい手。
案の定、規格サイズのギリギリだった。
（ちょっと無理してる。はめたら最後、二度と抜けないだろう）

お互い、挙式で小指に指輪をはめる
という珍光景が目に浮かぶ。

なんとかしないと！
全体的に痩せれば指も痩せるはず。
だけど「節」は健在だろうなぁ・・・。
削るわけにもいかないし。
どうにかならんのかー？

と、いうことで、Ｔｏｄａｙ’ｓ　Ｗｏｒｄｓは

「父さんはこんな節だらけな娘を
　持った覚えはない！」